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zoom RSS 幸せになるその方法2

<<   作成日時 : 2008/09/03 16:51   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 34 / トラックバック 0 / コメント 0

 おお、病院裏の空き地で魔方陣を地面に描き、ひざまずいてブツブツと呪文を唱える小学五年生の不気味さよ! ただしそこは十歳のこととて、真夜中にやるべきことなのに夜はこわいため、まだ日が落ちない明るい夕方にやってしまっていました。もちろん悪魔を呼び出すのに色々と用意しなければならない物、たとえば黒いメンドリだの死刑囚の手首の塩漬けなどもなかったのです。不備があること極まりなかったのでした。おかげで一度たりともどんな悪魔も現れず、私もそれ以上堕落せず現在に至っています。
 しかし、思いは真剣でした。「何とかして男の身体にしてください」と涙ながらに祈りました。神様に祈らなかった理由は、今考えると二つあります。「あなたが創ったこの身体は間違ってるので、創り変えてください」と頼むのが後ろめたかったこと。神様は具体的な代価を求めないようでしたが、望みを叶えてやる代わりに魂を寄こせという悪魔の方が、現実的で早い利益をもたらしてくれそうに思えたこと。でもどんな理由があろうとも、悪魔に魂を売ろうとしたことは事実であり、今でも少々ですが後悔の念は残っています。
 まあ中学に入る頃には、自分がこんなことをしていた事実すら一度は忘れ果て、性別適合手術の費用を貯めることに、いよいよ一生懸命になっていました。そして高校の時は、女性が悟りを得るために自然に男の身体になってしまうという、今なら女性差別的に感じられる仏教用語の「変成男子」と出会って、「自分も何か仏教的な修行を積めば、女身を男身に変成させることができるのではないか」と奮い立ち、大正大学図書館にこもって研究したりしたのですが、特別なことはなにも得られませんでした。
 自分の現在の肉体を変える。手に触れることのできるこの身体を。
 非現実的にも思えるこの悲願だが、実際には現実的な物質である肉体を変成させることであるし、精神世界的現象に頼っていてはなかなかラチがあかない、と思い至った私は、大学時代からは専ら治療をしてくれる所や人物を捜し求めたのでした。けれども常に何かしら神秘的な世界に惹かれる性質と、「誰も味方してくれない性転換という一大事を遂行するにあたり、伴走者がほしい」という思いがあったためか、こういった現実的探索をしつつも、母の友人に勧められたある新興宗教への入信も果たしました(今でも私はそこの人間ですが、この本に書いていることはそこの教えとは関係がありません、念のため)。
 そこは一見、「病気治し」「現世利益追求」のように見える所でした。小さな頃から病弱で、かつ常に現実(の肉体)を変える願いを抱いていた私にとっては理想的に思えました。しかし、そんな甘い所ではありませんでした。確かに、どんなひどい病気も治るし、死にたいような悩みも解消されるのです、不思議にも。ただしその後に、「自分以外の人間のために心のそこから祈る」ことができないでいると、またも災いがふりかかってしまうのです。心底他人のことを祈っていると、すこやかなままでいられるのです。これは厳しい。
 私もどこまでできるか不安でしたが、「とんでもない子どもを持った父母が、できる限り心を痛めませんように。元気でいますように」と祈ることは心底できましたので、そのためかまだ日本では公的治療が行われていなかった昔でしたがアメリカにてトントン拍子に治療も進み、二十五歳の時に全身の手術を終えることができました。

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